OSSコンソーシアム、OSS COBOL WGを設立~OSS COBOLの基幹システム採用を支援
OSSコンソーシアムは5日、コンソーシアム内にOSS COBOL WGを設立すると発表した。COBOLにおいて、オープンソース開発環境の整備を促進することが目的という。
企業においてオープンソースソフト(以下、OSS)の活用が進む中で、現在ではミドルウェアのみならず、EclipseやGCCといった開発環境が広く使われるようになった。しかし、メインフレームやオフコンなどの企業の基幹システムで主に採用されているCOBOLの開発環境についてはOSS化が進んでおらず、プロプライエタリな環境で利用されているのが現状だ。
そこでOSSコンソーシアムでは、COBOL開発環境におけるOSSのさらなる活用を促進するため、長崎県でのOpenCOBOLの改良を担当したランカードコム、メインフレームからのCOBOLマイグレーションで実績を持つ東京システムハウスなどと、OSS COBOL WGを設立することにした。
このワーキンググループでは、OSS COBOLコミュニティを立ち上げOSS COBOLの開発環境整備を目指すほか、サポートや法的問題の整備など、ビジネス面でのフォローアップを図る計画。こうした技術・ビジネス両面から、OSS COBOLの基幹システム採用を支援するとしている。
参加企業は以下の通り。
- 株式会社CIJ
- 株式会社ジェーピー情報センター
- Tech Fun株式会社
- 東京システムハウス株式会社
- 株式会社ビイガコーポレーション
- 株式会社日立ソリューションズ
- 有限会社ランカードコム
またOSS COBOL WGの詳細や現在のOSS COBOLなどの活動動向を説明するため、1月25日にセミナーを開催するとのこと。会場は、日立ソリューションズのセミナールーム(東京・港区)で、定員は50名。