NECネクサ、SaaS型のバス運行業務支援サービス


 NECネクサソリューションズ株式会社(NECネクサ)は28日、バス運行業務支援サービス「バスロケーションシステム for SaaS」の販売を開始した。

 同サービスは、バス車両に搭載したGPSとパケット通信網を使って、バスの運行情報を管理・案内するSaaSサービス。バス利用者はバス停留所の表示機、インターネット、携帯電話でバスの接近情報および運航案内情報を閲覧し、目的地への到着時間をより正確に把握できる。

 バス事業者は、同サービスをインターネットに接続可能なPCからWebブラウザ経由で利用できるため、サービス運用やデータ保管のための新たなサーバーやソフト資産の購入は不要。なおかつ、サーバー運用・バックアップなどはNECネクサのデータセンターで実施されるため、日常の運用負荷も軽減される。

 主な機能は、車両運行状況捕捉、車両運行状況解析、運行状況配信、運行実績データ出力などの「センター機能」、配色変更・画像入替、パソコン向け運行情報案内、携帯電話/スマートフォン向け運行情報案内、お知らせ登録などの「インターネット運行案内機能」、データ取込、マスターデータ登録、マスタリスト印刷、データの保存・復元、ダイヤ簡易登録などの「データ管理機能」など。ほかオプションで「停留所表示機能」「待合所(LCD)表示機能」などが提供される。

 必要な機能を必要な台数分だけ月額料金で利用でき、1路線からのミニマム導入も可能。新サービスの導入、運用負荷の軽減、事業継続計画などに柔軟に対応し、初期コストが高額なため運航案内サービスの導入を見送っていたバス事業者に最適だとしている。

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(川島 弘之)
2011/11/28 11:48