東芝、1万5000rpmの2.5型エンタープライズ向けHDDで300GBモデルを提供

MK3001GRRB

　株式会社東芝は、1万5000rpmの2.5型エンタープライズ向けHDDにおいて、容量300GBを実現した「MK3001GRRB」「MK3001GRRR」を発表した。同分野HDDとしては、業界最大クラスの容量を持つとのことで、容量147GBの「MK1401GRRB」「MK1401GRRR」とあわせ、12月より量産を開始する。

　新製品では、磁気ヘッドやディスクの磁性層を改良することにより、同分野の2.5型HDDとしては、業界最大となる面記録密度705.6Mbit/平方mm（455.2Gbpsi）を実現し、記憶容量を300GBまで拡大できたという。また、線記録密度が向上したことにより、従来機種と比べて、内部転送レートが約36％改善し、298MB/秒まで高速化されたとのこと。

　加えて「MK3001GRRR」と「MK1401GRRR」は暗号化機能を搭載し、廃棄時やリース期間終了時などの情報漏えいに対して安全性を高めてたとしている。

　インターフェイスは6Gbps SASで、バッファ容量は32MB。平均シーク時間は読み出し時が2.7msec、書き込み時が3msec。