ALSI、動作モードを拡充したセキュリティUSBメモリ作成ソフトの新版


読み取り専用モードを含めた、4つのテンプレートのイメージ

 アルプス システム インテグレーション株式会社(ALSI)は30日、セキュリティUSBメモリ作成ソフトの新版「InterSafe SecureDevice Ver 2.0」を同日より販売開始すると発表した。

 InterSafe SecureDeviceは、普通のUSBメモリを“セキュリティUSBメモリ化”するソフト。同ソフトをインストールしたPCにUSBメモリを接続してフォーマットすることにより、暗号化領域を持ったUSBメモリが手軽に作成でき、登録されていないPCへのデータ移動・コピーも制限できるため、USBメモリを経由した情報漏えいを防止可能という。

 USBメモリの制御内容は、用意された3つの動作モード(テンプレート)によって異なるが、新版では新たに「読み取り専用モード」を追加。ウイルスの潜入を防止しながらも、商談での提案資料配布や学会資料配布などを安全に行えるようになった。

 また、管理コンソールが未導入のユーザー環境でも、専用ツール「SDアップデートツール」だけでセキュリティUSBメモリのバージョンアップを行えるようにしたほか、上位製品のProfessional版に搭載されていた「クリップボード制御機能」がStandard版にも実装されている。この機能では、USBメモリ内のファイル編集時のみカット&ペーストが可能、といった設定もできるので、より柔軟な運用が可能としている。

 加えて今回は、ホストPC/ゲストPCの動作環境に64ビット版のWindows 7を追加したほか、Adobe Reader Xにも新たに対応した。さらに、Professional版の管理サーバーの対応環境に、Windows Server 2008 R2 Standard Editionが追加されている

 最小構成時の価格は、Standard版(管理ソフト+5ライセンス)が3万9900円から、Professional版(サーバライセンス+USBメモリ1ライセンス)が15万4560円から。

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