日立情報、パブリッククラウドにも対応したSaaS型監視サービス~Windows Azureをサポート


サービスの概要
利用イメージ

 株式会社日立情報システムズ(以下、日立情報)は25日、SaaS型の統合監視サービス「App Bridge Monitor」を発表した。パブリッククラウドを含めた遠隔サーバーを、インターネット経由で監視できるサービスで、4月から提供を開始する予定。

 App Bridge Monitorは、監視用サーバーを必要としないSaaS型の監視サービス。監視にあたっては、対象サーバーにエージェントモジュールをインストールする仕組みで、グローバルIPアドレスを割り当てることなく、自社運用、データセンター運用、パブリッククラウドなど、さまざまな環境で稼働するサーバーを容易に監視できるという。

 サーバーの稼働状況はWebブラウザから確認でき、障害発生時には、メールによる通知を実施する。また、CPUやメモリの利用状況といった、対象サーバーのリソース情報も管理できるので、障害検知だけではなく、サーバーの負荷管理にも利用可能だ。

 料金はサーバー監視時間数ベースの課金方法を採用しており、サーバー1台・1時間あたり1.25円から。30日間の無料試用期間も設定されている。

 さらに、マイクロソフトのWindows Azureに関する監視機能が盛り込まれている点も、App Bridge Monitorの特徴。自社アプリケーションにWindows Azure監視モジュールを同梱することで、Windows Azureの各種ロールを監視可能なほか、Windows Azureの特長でもあるロール数のフレキシブルな変化に対応するので、確実な監視を実行できるとしている。さらに今後は、SQL Azure、Windows Azure Storageの監視機能も追加される予定。

 なお日立情報では、クラウド対応アプリケーションの効率的な開発・運用を実現するミドルウェアサービス「App Bridge」を順次展開する予定で、今回のApp Bridge Monitorは、その第1弾に位置付けられている。

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(石井 一志)
2011/2/25 16:32