クラスキャット、OpenStackベースのホスティング事業者向け新IaaS
株式会社クラスキャットは、「OpenStack」ベースのIaaS基盤「ClassCat Cloud Hosting Edition(以下、ClassCat Cloud HE)」を5月より販売する。それに先駆け2月21日より、ホスティング事業者を中心にベータ版の配布を始める。
ClassCat Cloud HEは、IaaS基盤「ClassCat Cloud」シリーズの新ラインアップ。OSS(オープンソースソフト)のクラウド基盤「OpenStack」をベースに、「Red Hat Enterprise Linux 6」に最適化され、ホスティング事業でのパブリッククラウドサービス利用に特化している。
OpenStackは、Amazon EC2/S3互換のOSSクラウドプラットフォーム。NASA(米航空宇宙局)と米RackSpace Hostingの技術を中心に開発が進められており、スケーラビリティを大きな特長としている。
ClassCat Cloud HEでは、Amazon EC2互換ツールで簡単に運用できるほか、Webベースのクラウド管理ツールも提供する予定で、クラウド環境におけるGUIベースの一元管理を実現するという。
ClassCat Cloudシリーズには今回の新サービスのほか、(1)Eucalyptusベース・Amazon EC2互換で小規模クラウドを想定した「ClassCat Cloud Professional Edition」、(2)OpenNebulaベースでプライベートクラウド利用を想定した「ClassCat Cloud Enterprise Edition」がラインアップされている。