ジャストシステム、大容量ファイル送信サービスに月間最大通信件数で課金するコースを新設


 株式会社ジャストシステムは14日、大容量ファイル送信サービス「親展通信」のラインアップに、月間最大通信件数に応じて課金する新サービス「通信従量タイプ」を追加すると発表した。同日より提供を開始する。

 「親展通信」は、サーバーを介して大容量ファイルを送受信できるサービス。ファイルを受け取る側がパスワードを設定し、本人認証を行う仕組みのため、パスワードの受け渡しや管理などする必要はなく、容易な受け渡しを実現したという。また通信経路上を128ビットのSSLで暗号化し、セキュリティを確保している。

 従来は、サービスの利用人数で課金されていたが、今回提供する「通信従量タイプ」では、事前に設定した月間最大通信件数に応じて課金を行う仕組み。アカウントは無制限に登録できるため、アカウントを管理する手間を省けるとのことで、ファイル送受信は一度に10ファイル、合計2GBまで対応する。

 また、従来はオプションで提供されていた私書箱、センドバック、ロゴマークといった各機能を、標準機能として利用できる。

 価格は最大通信件数によって変わるが、月間150件までの場合、月次契約タイプが1万8000円(税別)/月、年次契約タイプが18万円(税別)/年。なお、官公庁/教育機関向けの優待価格も用意されており、こちらは月次契約タイプが1万5000円(税別)/月、年次契約タイプが15万円(税別)/年となっている。

 なお、従来の利用人数に応じて課金するタイプは、2月10日を持って受付を終了したが、従来の契約ユーザーは、そのまま利用を継続することも、「通信従量タイプ」へ変更することも可能としている。

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