ジャストシステムのファイル送信サービス「親展通信」、Mac OSに対応


 株式会社ジャストシステムは3月29日、ビジネス専用の大容量ファイル送信サービス「親展通信」を強化。Mac OSに対応するほか、「私書箱機能オプション」や「簡易決裁」といった新機能を加えると発表した。

 親展通信は、SSL/128ビットで暗号化された経路上で、大容量データを送信できるサービス。受け手がパスワードを設定する方式で本人認証するのが特長。通常のメールアドレスへ、通常のメールでは扱えない大容量データが送信できる。

 強化版では、動作環境として「Mac OS X v10.4~v10.6」に対応。送信や管理などの機能をMac OSで利用可能にした。

 新機能の私書箱機能オプションは、送信メンバーがゲストからファイルを受け取れるようにするオプション機能。送信メンバーが「私書箱」を設置し、この中にゲストがファイルをアップロードできる。私書箱は同時に10個まで設置でき、1個あたり最大5人のゲストがアップロード可能。私書箱同時設置数を20個に増やす「私書箱同時設置拡張オプション」や、1個あたりのアップロード可能な人数を10/30/50人に増やす「私書箱同報拡張オプション」も用意する。

 簡易決裁は、「外部送信決裁機能」を使った決裁を行う際、決裁者のうち決裁順序に関係なく、誰か一人が承認すれば送信できるようにする機能。外部送信決済機能では、上司の決裁を経由して、外部へのファイル送信を事前にチェックできるのだが、簡易決済を利用すると一部の決裁者が不在でも送信可能となる。こちらは標準機能として提供する。

 サービス利用料は、10ユーザーで月額1800円(税別)。




(川島 弘之)

2010/3/29 12:04