日立東Solが「IBM SPSS」販売、ビジネスアナリティクス分野を強化


 株式会社日立東日本ソリューションズ(日立東Sol)は8日、IBMの統計/分析ソフト「IBM SPSS」の販売を開始し、BA(ビジネスアナリティクス)分野の取り組みを強化する。

 厳しい経済状況が続く中、BAの重要性が増している。BAは、蓄積した情報を「過去」のレポートに活用する(BI:ビジネスインテリジェンス)を、今後の環境変化とアクションの選択肢、結果の想定といった未来の予測にまで拡張した考え方。同社によれば、「グローバル化、為替変動、国際会計基準の見直しなど、業績に大きなインパクトを与える要素がめまぐるしく変化している現在、未来志向の情報活用がこれまで以上に重要になる」という。

 同社はこれまで10年以上にわたり、データ活用を基盤とした「BI」「パフォーマンスマネジメント」「テキストマイニング」「需要予測」「リスク分析」などの分野でソリューションやコンサルティングを提供してきた。また、2010年10月1日付けで「BA推進室」を設立し、BAの取り組みを強化している。

 IBM SPSSの販売もその一環で、データ収集・加工、データマイニング、高度な統計解析、予測分析を含む包括的なポートフォリオから構成される同製品にて、将来の変化を予測・想定した上で業績改善のためのプロアクティブなアクションを実現するとしている。

 同社で取り扱うのは、IBM Cognos 10と連携するBAアプリケーションをはじめ、モデリングファミリー、統計解析ファミリーなど。モデリングファミリーでは、分かりやすいUIによって、あらゆる形式のデータのアクセス・整理・モデリングを実現。モデル構築、分析結果を素早く展開することで、ビジネスプロセスの改善をサポートする。

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