ウイングアーク、BIツール「Dr.Sum EA」向けに業種特化型の分析モジュールを提供


 ウイングアーク テクノロジーズ株式会社(ウイングアーク)は27日、データ活用ソリューション「Dr.Sum EA」の製造業・製薬業向けの業務分析モジュールを、同日より出荷開始すると発表した。パートナー企業およびユーザー企業が対象で、価格は150万円(税別)から。

 Dr.Sum EAは、さまざまなデータをエンドユーザーが利活用できるようにする、データ活用ツール。経営者層から業務担当者までの異なる立場のユーザーが、幅広く利用できる環境を用意でき、事業の収益性や販売実績の管理といったさまざまなデータを、ユーザー自身のPC上で集計・分析可能という。また、使い慣れたExcelやWebブラウザをフロントエンドに利用できるほか、クライアントフリーのライセンス体系のため、全社でのBI活用を実現しやすいとしている。

 今回提供される業務分析モジュールは、データベース設計、画面設計、仮想テーブル設計やデータ取り込みなどのノウハウを提供するもので、上位システムとBIシステムをつなぐための複雑な設定、開発を必要とせず、短期間での構築を行える点がメリット。さらに、柔軟な構造設計を採用しているため、業務ニーズにあわせて分析画面を追加することもできる。

 なお具体的な業務としては、製造業および製薬業における、販売業務、経営管理業務、PSI調整業務、仕入れ業務の業務分析などで活用可能とのこと。

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(石井 一志)
2011/1/27 11:39