サイオス、Linux上でSAP製品の可用性を向上するクラスタソフト


検証システム構成図

 サイオステクノロジー株式会社(サイオス)は20日、Linux上にSAP製品で構築された基幹業務システムの可用性を高めるクラスタソフトオプション製品「LifeKeeper for Linux SAP ARK」を発売した。

 Linux上のSAP製品(ERP/CRM/SCMなど)のフェイルオーバーを実現する製品。すでに欧米ではSAP基幹業務システム向けオプション製品が販売されており、国内のニーズにも対応するため、SAPジャパンと日本IBMの協力の下、3社で動作検証を行った。

 この結果、「コストを抑えながらミッションクリティカルシステムの信頼性と安定性をさらに高められるため、Linuxプラットフォーム上での基幹業務システム適用が加速する」(サイオス)と考えている。

 検証環境は、「IBM BladeCenter」「IBM TotalStorage」「Red Hat Enterprise Linux Update5(64ビット)」「Oracle Database 11g」「SAP NetWeaver 7.0」。

 サイオスでは、同製品について今後3年間で300本の販売を目指す。

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(川島 弘之)
2011/1/21 12:51