東芝、6種類のサービスを組み合わせて利用できるクライアント管理システム「SmartUJ」


 株式会社東芝は20日、企業向けクライアント管理システム「SmartUJ」を発表した。オンプレミス版を2月15日より販売開始するほか、パブリッククラウド版を3月中旬に発売する予定。

 SmartUJは、企業のクライアントPCを管理するためのシステム。「資産管理」「操作制御」「操作監視」「不正PC検出・遮断」「リモートクライアント」「PCデータバックアップ」の6種類のサービスから、ユーザーが目的にあわせて選択し、組み合わせて導入することができる。また管理についても、わかりやすいメニュー画面を提供することで、高度なITの専門知識がないユーザーでも、導入した複数のサービスを一元的に管理可能としている。

 具体的な機能としては、「資産管理」は、PCにインストールされているソフト/ハードの情報収集と帳票作成、PCへのソフト配布、セキュリティポリシー状況の確認などを行えるほか、「操作制御」では、特定アプリケーションの利用や、Webアクセス、デバイス操作、印刷などの制限、クリップボードを用いたコピーの禁止などが可能。「操作監視」では、PCのログ収集・保存、保存したログの分析・レポート作成といった機能が提供される。

 また、「リモートクライアント」によって、外出先から社内と同様のデスクトップ環境をセキュアに再現。「PCデータバックアップ」では、PCに保存されたデータをファイルサーバーに自動バックアップする仕組みを提供する。

 なお東芝では今後、海外市場への展開や、タブレット端末・スマートフォンなどのモバイル機器管理、複合機管理などのマルチデバイス対応を進め、事業の拡大を図るとしている。

関連情報
(石井 一志)
2011/1/20 18:07