センチュリー・システムズ、WiMAXモジュールを内蔵したVPNルータ


FutureNet NXR-155/C-WM(アンテナは別売)

 センチュリー・システムズ株式会社は、WiMAX通信モジュールを内蔵したVPNルータ「FutureNet NXR-155/C-WM」を2月中旬より出荷開始すると発表した。同モジュールを利用すると、下り最大40Mbps、上り最大10Mbpsの高速なワイヤレス通信が行えるという。価格はオープン。

 NXR-155/C-WMは、UQ WiMAXで利用可能な通信モジュールを内蔵したVPNルータ。FTTHやADSLへの対応はもちろん、3.5Gデータ通信カードに利用できるモバイル通信用ポート(USB2.0×2)も備えており、FOMAやイーモバイルなどの回線を利用した通信も行うことができる。

 VPN機能としては、IPsec、GRE、L2TPv3をサポートしており、WiMAXなどを経由したVPNネットワークを構築可能。さらに、BGP-4やOSPFといったルーティングプロトコルに対応するほか、VRRPもサポートしているため、有線との回線二重化、ネットワーク経路や装置の二重化を実現できるとしている。

 加えて、センチュリー・システムズが提供するダイナミックDNSサービス「WarpLink DDNS」、リモート管理機能「WarpLink CMS」にも対応しているので、WiMAXを利用したリモート監視環境も容易に構築できるとのこと。

 有線のインターフェイスは2系統で、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×1と、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×4ポートのスイッチングHUBを搭載する。IPフォワーディングスループットは最大約1Gbps、VPNスループット最大約210Mbps。

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(石井 一志)
2011/1/14 12:05