レッドハット、コンテンツ管理を追加したポータル基盤の新版


 レッドハット株式会社は12日、企業向けポータル基盤の最新版「JBoss Enterprise Portal Platform(以下、JBoss EPP) 5.1」を発売した。

 JBoss EPPは、RIAに対応し、操作性や表現力に優れたポータルアプリケーションを短期間に構築できる企業向けポータル基盤。

 新版では、リッチWebコンテンツ管理のためのアドオン機能として、eXo Platformが開発した「JBoss Enterprise Portal Platform Site Publisher」を追加機能として正式提供する。

 同アドオンにより、Webコンテンツの作成、承認ワークフロー、コンテンツの配信、インライン編集、コンテンツプレート、コンテンツ検索などの豊富なWebコンテンツの作成と管理が可能となる。

 このほか、Webサービス経由でポートレットの相互運用を実現する「Web Services for Remote Portlets 2.0」に対応し、異なるポータルサーバー間での相互利用を容易にした。

 また、ポータルサイトのテンプレート機能を追加し、新しいポータルサイトのデザイン、ポータルの設定、セキュリティ設定、各種プロパティの設定を手軽に生成可能となった。これにより、新しいポータルサイトをこれまで以上に素早く立ち上げることが可能という。

 JBoss EPP 5.1はOSSとして提供され、テクニカルサポート、製品アップグレード、修正プログラムをすべて含んだ年額のサブスクリプションとして提供される。価格は、16コアあたり218万4000円(税別)/年から。JBoss EPP Site Publisherも正式サポート製品として提供され、価格は同じく218万4000円(同)/年から。

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