ビープラッツ、SaaSビジネスに必要な機能を提供する「SaaSplats Bシリーズ」
ビープラッツ株式会社は10日、ソフトウェア事業者のサービス(SaaS)化を支援するシステム「SaaSplats Bシリーズ」の提供を開始した。
クラウド/SaaSの流通販売を展開するビープラッツはこれまで、DIS、大塚商会、ネットワールド、キヤノンMJ、伊藤忠商事などの国内流通事業パートナーとともに、クラウド/SaaSの流通販売支援サービス「SaaSplatsプラットフォームサービス」を展開してきた。
今回のSaaSplats Bシリーズは、SaaSplatsプラットフォームサービスで提供している、「月額課金」「従量課金」などの機能をコンポーネントとして自由に選択し、利用できるサービス。サービス事業モデルへ展開したいソフトウェア事業者などが、手間のかかる販売管理や契約管理などの機能を自社で準備する必要がなく、スピーディな市場参入を実現する。
基本モジュールは、販売パートナー事業者を多階層で管理し、卸価格・マージン・コミッション手数料などの再販モデルも構築できる「パートナー管理機能」、トライアルユーザー、有料課金ユーザーなどの申し込みから解約までを管理する「顧客管理機能」、パートナーや顧客にさまざまな情報を通知できる「メール配信機能」。
これらに加え、要望に応じた各サービスメニュー「B-Pricing」「B-Billing」「B-Payment」「B-Mypage」「B-Mystore」が用意され、必要な機能や支援サービスを任意に選択できる。
「B-Pricing」は、月額課金や従量課金に対応した販売価格を算出する機能。サービス申し込みがあった際に、エンドユーザーへ申し込みサイト上で料金を提示できる。サービスの種類、数量、期間、ディスカウントルールなど複雑な条件を踏まえた料金算出が可能。
「B-Billing」は、請求データの生成、請求書発行、請求代行のための機能。エンドユーザーの実際の利用状況、ログ、申し込みデータなどと連携し、請求書データを発行できる。
「B-Payment」は、月額課金や従量課金に対応したクレジットカード決済サービスを提供する機能。
「B-Mypage」は、エンドユーザーが申し込み内容を確認するための会員向けサイトを提供する機能。利用状況の確認、契約内容の変更などが可能。また、更新を迎えるユーザーに通知したり、新たなプランを案内したりする告知機能も備える。
「B-Mystore」は、サービス申込受付サイトや販売サイトを提供する機能。事業者側で申し込みフォームを自由に作成でき、サービスアカウントの発行・制御なども可能。
SaaSplats Bシリーズの利用料金は、月額10万円から。ビープラッツでは3年間で100社の導入を見込んでいる。