テラデータ、すべてSSDで構成したDWHアプライアンス
日本テラデータ株式会社は25日、SSD 100%のデータウェアハウス(DWH)アプライアンス「Teradata Extreme Performance Appliance 4600」を発表した。価格は最小構成の3ノード(ユーザー領域:非圧縮時2.3TB)、ハードウェア・ソフトウェア込みで2億円(税別)から。直販・パートナー経由で、26日より販売・出荷を開始する。
新製品は、DWHでは初めてデータ記録装置すべてにSSDを採用したアプライアンス。すべてSSDにしたことでパフォーマンスを向上。特にランダムI/O処理が高速なため、Teradataデータベースの特徴であるハッシュ分散アーキテクチャとの相性に優れるという。
また、アレイコントローラを排除しPCIバスにSSDを直結することでボトルネックを最小化し、SSD本来のパフォーマンスを引き出した。RAIDによるデータ保護の代わりに、データを2重に保持する独自の「フォールバック機能」を活用することで可用性も高めている。これらの設計により、SSD上のデータに対するクエリ速度はHDD比で最大18倍になるほか、SSDの高いパフォーマンスにより、一定の性能を出すために必要なディスク数がHDDよりも少なく済むため、消費電力を83%、設置面積を93%削減できるとしている。
ユーザー領域は非圧縮データで最大18.3TBまでサポートする。
日本テラデータでは「金融業や小売業におけるリアルタイムマーケティング、インターネット販売業におけるリアルタイムウェブ分析など、意思決定までの時間がクリティカルな要件となる業務分析に最適」としている。