富士通、“業界トップレベル”の省エネ性能を備えたGbEレイヤ2スイッチ


 富士通株式会社は22日、ネットワークスイッチ「SR-Sシリーズ」において、消費電力を低減させたレイヤ2スイッチ2モデルを発表した。環境に配慮した製品設計を強化し、省エネ法で定められた省エネ性能が優れているスイッチの基準値と比べ、エネルギー消費効率64%減の高い省電力化を実現しているという。

 新製品は、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×16、SFP×2を備えた「SR-S316TL1」と、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×8、SFP×1を備えた「SR-S308TL1」の2モデル。業界最高レベルという高い省エネ性能を備えたほか、内蔵センサーで消費電力の監視を行う機能も備えており、測定した消費電力をSNMPによって確認することができる。また、未使用ポートの消費電力を自動的に抑止する機能も搭載した。

 さらに、温度調整されたオフィスでの利用を想定し、冷却がそれほど必要ない場合には、ファンを停止させることも可能。静かなオフィスでの騒音対策を行える。

 なお、スイッチの機能としては、ポート/タグ/プロトコルに対応したVLANや、ARP/MACアドレス/IEEE 802.1X/Webの各認証機能、スパニングツリー、リンクアグリゲーション、ループ検出、QoSなど、ほかのSR-Sシリーズと同様の、多彩な機能を利用できるとのこと。

 価格は、SR-S316TL1が10万6000円(税別)、SR-S308TL1が6万円(税別)。いずれも11月4日の出荷開始を予定する。

SR-S316TL1SR-S308TL1
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(石井 一志)
2010/10/22 12:15