ベリサイン、コードサイニング証明書の2048ビット化を完了


 日本ベリサイン株式会社(ベリサイン)は21日、コードサイニング証明書「ObjectSigning対応Digital ID」の2048ビット化を発表した。また、申請用WebブラウザをNetscapeからFirefox 3.6以降に変更し、対応署名ツールにjarsignerを追加した。

 コードサイニング証明書は、インターネット上で配布するソフトを署名する電子証明書。Webユーザーは、電子署名されたソフトを、開発元情報を信頼し、第三者による改ざん・変更がないことを確認した上でダウンロードできる。

 ObjectSigning対応Digital IDは、Netscape Signingtool/jarsignerで.jarファイルやJavaScriptなどを署名できるコードサイニング証明書。今回、Firefox 3.6以降からの申請を可能としたことで、ユーザビリティを向上。加えて、RSA 2048ビット化を完了した。

 同社の別のコードサイニング証明書――マイクロソフトの「Authenticode署名ツール」を使用して、.exe/.cab/.ocxファイルなどに署名する「Authenticode対応Digital ID」や、PDFファイルに署名する「ドキュメントサイニング用Digital ID」でも、同様に2048ビット化が済んでおり、「当社のコードサイニング証明書はすべて『暗号アルゴリズムの2010年問題』に対応した」(ベリサイン)としている。

 ObjectSigning 対応 Digital IDの価格は9万4500円(1年間有効)。

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