ニフティクラウドAPIの正式版が公開


 ニフティ株式会社は20日、パブリッククラウドサービス「ニフティクラウド」にて、8月よりクローズドβ版として提供していたAPIを正式版として公開した。

 ニフティクラウドAPIにより、ニフティクラウド向けアプリケーションが簡単に作成できる。正式版として公開されたAPIでは、サーバーの新規作成・起動・停止・再起動・削除・情報取得、ディスクの新規作成、増設ディスクへの接続、SSH新規作成、SSHキー情報取得、OSイメージ情報取得といった操作に対応。

 クローズドβ版は数十社の企業が利用し、複数の外部プログラムが作成されたが、今回の正式版公開にあたっては、アプレッソ、CSK、イーツーが外部プログラムを順次提供する予定となっている。

 アプレッソは、データ連携ソフト「DataSpider Servista」のニフティクラウド連携アダプタを2011年1月に提供する。社内システムからニフティクラウドのサーバー起動・停止・情報取得ができるほか、既存のパブリッククラウドサービスとニフティクラウドを連携させるハブとしても活用できるという。

 CSKは、ニフティクラウドに対応したハイブリッドクラウド制御ソフト「PrimeCloud Controller」新版を2010年11月に提供する。プライベート/パブリッククラウド上のサーバーを統一的に扱い、起動・停止・リソースの増減を簡単なGUIで一括して行えるという。

 イーツーは、ニフティクラウドを外部から管理できるiPhone/iPod touchアプリ「NIFTY Cloud Manager」を提供する。10月20日より提供開始となり、すでにApp Storeからダウンロード可能となっている。

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