NTTデータとリアライズ、散在するデータを統合するサービス


 株式会社NTTデータと株式会社リアライズは19日、複数システム・フォーマットに分散したデータを整理・統合する「セマンティック・データ統合サービス」の提供を開始した。

 同サービスは、データ統合の方針・計画・手順策定・運用・業務の定着までの一連の活動を体系化・ツール化して提供するもの。データの増大・分散化により、欠落や重複など、データの利活用や移行が困難な状況になっている。この状況を解消するため、現状のデータの問題点を把握し、効率的なデータ統合を行う。

 具体的には、現在のデータの所在、保管形式、中身の状態を確認。データ統合後のあるべき姿を明確にし、データ統合の方針・計画を策定する。その後、手順に基づき、ツールなどを活用した効果的なデータ統合を実施し、その状態を維持できるよう、組織・体制定義や運用マニュアル化、教育支援を行う。

 当初の対象データは、「契約情報」「カタログ・マニュアル情報」「設備設置情報」「法人(取引先)情報」。以降、「製品情報」「部品情報」など紙情報も含めて対象を広げる予定という。

 両社は、2013年度までに20億円の売り上げを目指す。

セマンティック・データ統合サービスの適用イメージ
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(川島 弘之)
2010/10/20 06:00