NEC、クラウドサービスなどのサービス品質向上を支援する「性能改善ソリューション」


 日本電気株式会社(NEC)は15日、CA Technologiesと連携し、クラウドサービスやITシステムのサービス品質向上を支援する「性能改善ソリューション」を11月より提供開始すると発表した。

 「性能改善ソリューション」は、NECのWebアプリケーションサーバー「WebOTX Application Server V8.3(以下、WebOTX AS)」と、CA Technologiesの最新アプリケーション性能管理ソフトウェア「CA Introscope 9」を組み合わせて提供するサービス。Java EEアプリケーションで構築されるITシステムやクラウドサービスの性能を、アプリケーション内部の処理単位で可視化できるため、性能ボトルネックの特定、および改善を効率的に行えるという。

 導入に際しての煩雑な初期設定は不要で、WebOTX ASとCA Introscope 9を連携可能な機能を提供することにより、短期間かつ低コストでの導入を実現。また、CA Introscope 9で可視化した性能情報をもとに、システムの改善点や改善方法などを調査するための「WebOTX性能管理ガイド」を提供し、検知された性能問題に対して、アプリケーションやWebOTX ASの設定情報のどの部分を改善すべきかを迅速に把握できるとしている。

 価格は320万円(税別)から。NECでは、今後3年間に300システムの販売を目指している。

 なお、このリューションの製品化に先立ち、NECでは米CA Technologiesとの共同検証を実施し、WebOTX ASがCA Introscope 9の認証を取得したとのこと。これによって、アプリケーション内部の処理単位だけでなく、ITシステムやクラウドサービスを提供する事業者の視点でも、性能情報を可視化できるようになったとのことだ。

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