富士通が企業向けPCのラインアップを一新
24時間運用を実現する省エネモデルの新型など


ESPRIMO D570/B(ディスプレイは別売)

 富士通株式会社は12日、企業向けデスクトップPC「ESPRIMO」、ノートPC「LIFEBOOK」のラインアップを一新し、7シリーズ31機種を同日より販売すると発表した。

 新モデルでは、デスクトップPCのESPRIMOにおいて、省スペース型の省エネモデル「D570/B」を提供する。同モデルは、本体待機時にはCPUの消費電力を低減させるなどの電源制御を行い、約14Wの低消費電力を実現したほか、長寿命部品の採用で、24時間運用を可能にしているのが特徴。消費電力は、従来機種と比べて約40%低減され、年間で約60%の電気料金削減が可能になっているという。

 D570/Bの価格例として、Celeron P4500(1.86GHz)、1GBメモリ、80GB HDDといった構成で16万2750円から。

 一方ノートPCのLIFEBOOKにおいては、CPU性能の強化やHDDのカスタムメイドオプションを拡充するなど、処理能力の向上と、幅広いラインアップの提供を実現。さらに、A4ワイドスタンダードモデルの「A550/B」「A540/B」では、標準キーボードと同等のキーピッチを確保したテンキー付キーボードへの変更が可能になり、表計算や会計処理などでも、快適な業務作業を行えるようにしている。

 A550/Bの価格例として、Core i3-370M(2.40GHz)、1GBメモリ、160GB HDD、1366×768ドット表示可能な15.6型液晶といった構成で15万5085円から。

 このほか、中小企業やSOHO・個人事業主向けに、購入しやすい価格で提供する「バリューシリーズ」についても、ラインアップを拡充する。具体的には、CPUなどの基本性能をアップさせ、コストパフォーマンスが向上したコンパクト型デスクトップPC「D550/BX」、15.6型ワイド液晶搭載ノートPC「A540/BX」が新たに提供されるとのこと。

 また、富士通製のPCを12月末までに一括で5台以上注文するユーザーを対象に、使用済みパソコンを1台5000円で提携会社が下取りするサービス、Windows 7の導入支援サービスなども用意した。

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(石井 一志)
2010/10/12 11:49