NTTアイティ、テキストを音声合成するSaaS「バーチャル・ナレーター」

　NTTアイティ株式会社は6日、SaaS型の音声合成サービス「バーチャル・ナレーター」を発表した。10月20日より提供する。

　バーチャル・ナレーターは、任意の文章を（テキスト）を合成音声に変換し、音声ファイルとしてダウンロードできるSaaS型サービス。音声合成エンジンとして、コーパスベース音声合成技術および大量の読み上げ口調音声により、正確で安定した抑揚やアクセントを再現する「FutureVoice EX」を採用。ナレーターに引けを取らない、自然な音声を実現したという。

　SaaS型で提供され、直感的な画面操作を通して、Webブラウザから手軽に利用できるのも特徴。機能面では、基本となる音声合成機能に加えて、声の高低や音質などの調整機能、ユーザーごとに作成可能な辞書を設けるなど、用途に合わせたチューニング機能を充実させた。

　利用プランは、6万円/年（月額5000円相当）で、約40分の音声に相当する1万2000文字を音声合成できる「Basicプラン」と、月額12万円で文字制限のない「Premiumプラン」の2種類。Basicプランでは、2000文字/1万円の追加パックを用意した。

　なお、10月20日のサービス開始より12月28日までの間に申し込んだ顧客を対象に、20％割引で提供するトライアルキャンペーンも実施する。

　NTTアイティでは、PBX/IVR（音声自動応答装置）組み込み用音声ガイダンス、緊急連絡情報システム用音声メッセージ、ビル内・事業所・店頭案内などの一斉連絡音声メッセージ、デジタルサイネージ用音声コンテンツなどでの用途を挙げている。