横河レンタ・リース、HP製品を使った社内クラウド構築サービス
横河レンタ・リース株式会社は25日、プライベートクラウド基盤を構築するサービス「Flex Operations for HP BladeSystem Matrix」の提供を開始した。
同サービスは、日本HPの統合プラットフォーム「HP BladeSystem Matrix」を利用して、プライベートクラウド構築を支援するもの。同社自身、HP BladeSystem MatrixとVMware vSphereによるプライベートクラウド化を完了しており、その経験とノウハウをリファレンスとして組み込んでいるのが特長。
同サービスで構築した環境では、ダイナミックなサーバー構成の変更が可能。サーバーの追加も用途に応じてテンプレート化されたアイコンを、ドラッグ&ドロップするだけの「テンプレート・プロビジョニング」を実現している。
また、日本HP製のバックアップソフト「HP Data Protector」との連携により、サーバー構成の変更に合わせ、バックアップ環境の変更を自動化。プライベートクラウドならではの柔軟性と、基幹システムに耐える信頼性を両立した。
さらにサービスレベルの異なるシステムを一元的なプロダクトで構成するのではなく、各サービスレベルごとのブロックに分けて管理。x86、IA-64などのハードウェアベースのブロックから、バックアップ運用方式の選定、ディザスタリカバリの実装まで、各システムに求められるサービスレベルに応じた構成により、投資コストを最適化している。
主な市場は、統合化・仮想化・クラウド化を検討している企業や公共機関。販促活動としてセミナーなどを実施する。