九州大学、Notes/Dominoからガルーン 2へ移行~2000名で利用


全学部ポータル利用例
ファイル管理利用例

 サイボウズ株式会社は24日、九州大学が大規模向けグループウェア「サイボウズ ガルーン 2(以下、ガルーン 2)」を2000ユーザーにて導入したと発表した。

 九州大学がグループウェアを始めて導入したのは1999年。当時は約300ユーザーでの運用だった。2004年に1人1台のPC導入に合わせ、全職員が利用できるという条件でLotus Notes/Dominoへリプレース。

 しかしながら、際新情報を閲覧するためにいくつものWebブラウザを開いたり、個人のスケジュール機能がなくメールや内線でスケジュール調整したりする必要があり、職員間の情報共有を支える目的が果たせていないと判断。「ユーザーと管理者にとって使いやすいものであること」「1システムで充実した機能があること」「保守・運用が安定しており、不具合対応も迅速であること」の3点を条件に再度リプレースを決意した。

 コンペの結果、選ばれたのがガルーン 2。九州大学が推進する全学共通認証基盤にも対応し、シングルサインオン化を実現。連携APIにより、人事システム情報のマスタデータを定期的に取り込み、新規採用や人事異動時に自動的にユーザー情報が変更される仕組みのほか、付属図書館や病院などキャンパスをまたいだ活用での権限移譲を実現したことで、運用コストの大幅削減に成功した。

 さらに仮想環境上に構築することで、インフラの柔軟性を高め、ハードウェアコストなども削減。何よりも、ユーザー・運用側ともに使いやすく、業務ポータル基盤として定着し、全事務職員が閲覧するようになったとしている。

 今後は、学外アクセスの仕組みを充実させるほか、事務職員だけでなく教員の活用も視野に、さらなる展開を図る方針。

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