日本オラクル、連結経営管理を強化する「Oracle Hyperion Financial Close Suite」


 日本オラクル株式会社は13日、連結経営管理を強化する最新ビジネスアプリケーション製品群「Oracle Hyperion Financial Close Suite」を発表した。同日より提供を開始する。

 Hyperion Financial Close Suiteは、オラクルの経営管理基盤の最新版「Oracle Enterprise Performance Management System(Oracle EPM System)」を構成する製品群のひとつ。製品には、データ品質の向上と収集の効率化を実現するデータ連携アプリケーション「Hyperion Financial Data Quality Management」、外部報告と内部管理用途のレポーティングや分析機能を包括的に提供する連結管理アプリケーション「Hyperion Financial Management」などが含まれている。

 また、新版からは、XBRL形式の開示書類の作成や履歴管理を実現する「Hyperion Disclosure Management」、決算の早期化を支援する「Hyperion Financial Close Management」の両アプリケーションが追加された。

 これを活用すると、企業はグローバルの各拠点における財務・非財務データの収集、各会計基準に沿った修正と外部開示に至るまでの、一連の業務の流れを、データ品質を保持したままで、迅速かつ効果的に遂行できるという。

 さらに、日本特有のビジネス事由や制度対応を考慮して、連結処理機能や帳票類を装備した「Japan Starter Kit」を、製品標準機能として提供しているため、日本の会計制度や今後予定される国際会計基準への短期間での対応が可能としている。

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(石井 一志)
2010/7/13 17:44