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カスペルスキー、法人向け統合セキュリティ管理ツール「Kaspersky Security Center 10」の機能拡張版を提供開始

 株式会社カスペルスキーは23日、法人向け統合セキュリティ管理ツール「Kaspersky Security Center 10」の機能拡張版となるService Pack 2(以下、SP2)の提供を開始した。ます。製品は、法人向けカスペルスキーセキュリティ製品のライセンスで利用することができ、法人を対象としてパートナー経由で販売される。

 Kaspersky Security Centerは、PCやサーバー、モバイル、仮想化環境などのマルチプラットフォームに対応した統合セキュリティ管理ツール。各プラットフォームにおけるカスペルスキー製品のセキュリティ設定、タスク、イベント状況を一元管理し、システム管理者の運用を効率化する。

 管理対象をグループ化し、グループごとのセキュリティ設定や定義データベースのアップデートなど、タスク管理が可能。管理者に対してウイルス検知をはじめとするイベント通知や、脆弱性状況および感染コンピューターの情報をレポートする。

 Kaspersky Security Center 10 SP2では、SplunkのSIEM(Security Information and Event Management)製品との連携に対応。Kaspersky Security Centerが管理対象コンピューターから取得したセキュリティイベントログを、Splunkへエクスポートすることで、Kaspersky Security Centerが収集した情報も含めてSplunkにおいて分析やアラートが可能になる。

 このほか、アプリケーションのアップグレード時に、旧バージョンのアプリケーションを強制的に削除する機能や、管理業務のユーザビリティ向上として、セキュリティ設定時のステップ数を削減するなどの機能強化を行っている。

三柳 英樹