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楽天証券がログ分析専用アプライアンス「SBOX」採用、ハード・ソフトの調達を一本化

 マクニカネットワークス株式会社は17日、楽天証券株式会社に対し、米SBOXのログ分析専用アプライアンス「SBOX」を、国内で初めて提供したと発表した。

 楽天証券では、自社のWebシステムを通したサービスを顧客に対してセキュアに提供するために、Webシステムへの攻撃や不正アクセスの傾向分析を実施することを決め、セキュリティログ分析基盤の構築に着手。調達やサイジングなどの構築期間短縮、運用時におけるメンテナンスの容易性、ログ検索時におけるパフォーマンス性などを考慮した結果、「SBOX」を採用した。

 「SBOX」は、米Splunkのマシンデータ分析プラットフォーム「Splunk(スプランク)」に特化したアプライアンス。Splunk製品を導入する際に必要なサーバー、ストレージ、OSなどをアプライアンスとして提供するので、迅速な導入および運用コストの低減が可能になる。

 マクニカネットワークスでは、Splunkの国内一次代理店として2009年から製品を取り扱い、国内150社以上の導入実績を重ねていることから、楽天証券はSBOXを利用することにより、ソフトウェアおよびハードウェア調達を一本化することができたとのこと。

石井 一志