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成功した直販・通販農家のノウハウを生かす、北海道日立システムズが農業向け販売管理クラウドを提供

 株式会社北海道日立システムズは23日、農家の直販・通販業務に特化した販売管理システム「直販・通販農家向け 販売管理クラウドサービス」を、農家や農業生産法人向けに、同日より販売開始すると発表した。寺坂農園株式会社が自社で開発・活用しているものを、北海道日立システムズが機能や操作性などを拡張し、クラウドサービスとして提供する。提供開始は4月の予定。

 直販・通販農家の寺坂農園では、農家自身が顧客と直接つながる販売手法「ダイレクトマーケティング」を用いて成功し、年商1億円の実績を持つ。その同社では現在、年間1万件を超える販売件数があり、事務工数削減や適切な顧客管理のため、自社で販売管理システムを開発し、2012年から運用している。

 今回提供するサービスは、寺坂農園がビジネスを進める上で活用している販売管理システムをクラウドサービスとして提供するもので、受注・発送業務におけるミスを防ぐ仕組みや、商品の出荷状況を適切に把握するための機能、顧客からの要望を適切に農業経営に生かすためのクレーム管理機能、詐欺などに対応するためのブラックリスト管理機能などを備えている。

 これにより、対面販売に加えて、電話やFAX、メール、ネット販売など、複数の販売ルートからの受注・出荷・入金といった、商品が消費者へ届くまでの流れを一元管理可能。出荷状況に関する問い合わせへの迅速な回答や、販売履歴に基づくきめ細かな顧客管理も行えるとした。

 また、基本料金を低く抑え、伝票数などに応じた従量課金の形態で提供するので、閑散期におけるシステム利用料を最低限に抑えられる点もメリット。システムの管理は、北海道日立システムズのエンジニアが行うため、専門の技術者がいない農家でも気軽に導入・利用できるという。

 価格(税別)は、初期登録費用が5万円、月額基本料金が1万円から。

 販売は北海道日立システムズが担当し、初期導入作業や操作説明、サポートサービス、問い合わせ対応などを含めてワンストップでサポートする。なお導入にあたっては、寺坂農園のノウハウに基づくアドバイスを、北海道日立システムズから受けられるとのこと。

(石井 一志)