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日本ティーマックスソフト、統合データソリューション「ZetaData 3」を発表

 日本ティーマックスソフト株式会社は、統合データソリューション「ZetaData(ゼタデータ) 3」を2016年2月初旬より提供開始すると発表した。

 「ZetaData 3」は、自社のRDBMSである「Tibero(ティベロ)」をベースに、データベースサーバーと分散ストレージサーバー、高速ネットワークを通じて、大容量データの迅速な処理とシステムの安定性を提供する統合データソリューション。ハードウェアを包含した形で提供され、ストレージサーバーによる容易な拡張性を持つほか、高効率の列圧縮で大容量データを効率的に保存できるという。さらに、ボリュームマネージャーを利用し、データ量の増加に応じて自動的にディスクを増設することも可能とした。

 また、ディスクI/Oの性能向上のために、ひんぱんに使用される条件列の要約情報をストレージサーバーのメモリで管理して、不要なディスクI/Oを防ぎ、ディスクのデータ読み込み時間を短縮するストレージ・データマップ機能を搭載。ストレージサーバーでSQL条件として適切な行、列をフィルタリングし、データベースサーバーに転送されるデータボリュームを減らすファンクション・オフローディング機能も利用できる。

 なお、データ転送には最大56GbpsのInfiniBandネットワークを利用し、高速かつ低負荷の転送で、ボトルネックのないデータ転送をサポートするとした。

 参考価格は1536万1800円(税別)からで、別途ハードウェア費用も必要になる。

石井 一志