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Lenovo、Nutanix Acropolisベースの統合アプライアンスを公開

 中国Lenovoは7日(米国時間)、米NutanixのAcropolisおよびPrismソフトウェアを搭載したアプライアンス製品「Lenovo Converged HX Series」を公開した。ワークロードにあわせた3モデルが用意される。LenovoとNutanixは11月に提携を発表し、新製品を12月に公開すると予告していた。なお、現時点では、発売予定日や価格などは発表されていない。

 Nutanix Acropolisは、6月に発表された新たなハイパーコンバージド基盤で、Prismはその管理ツール。これを搭載するLenovo Converged HX Seriesは、あらゆる仮想化用途に適しており、インフラ構成を簡素化して、配備や管理の費用を削減しながらサーバープラットフォームの信頼性を高められるという。また、最小3ノードから導入を始め、拡大するニーズにあわせて拡張できる点も強みとした。

 発表されたモデルのうち「Lenovo Converged HX3500」は、比較的小規模な仮想化ワークロードに最適化され、デスクトップ仮想化(VDI)やメール/ファイル&プリントサーバー、Webサーバー、ミドルウェア、軽量データベース、リモートオフィス/支店などでの利用を想定する。

 また「Lenovo Converged HX5500」は、比較的大きな容量を必要とするサーバー仮想化に最適化された。Lenovoでは、Hadoop、ファイルサーバー、クラスタ環境のバックアップ、Splunk、リモートオフィス環境/支店機能の障害対策の一元化などを活用例として挙げている。

 最上位となる「Lenovo Converged HX7500」は、SQL Server、Microsoft Exchange、SharePoint、Oracle RACなど、データベースなど大量のデータ入出力を伴うワークロードに最適化される。

HX Seriesの各モデル。上からHX3500、HX5500、HX7500

石井 一志