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セールスフォース、福島県飯館村の子どもにプログラミング教育のワークショップを提供

 株式会社セールスフォース・ドットコム(以下、セールスフォース)は19日、社会貢献専門部署のセールスフォース・ドットコム ファンデーションが、NPO法人日本教育再興連盟と福島県飯館村教育委員会が主催する「つぼみプロジェクト ~夏のスタディツアー2015」において、福島県飯館村の子どもたち向けにプログラミング教育のワークショップを提供すると発表した。

 福島県飯館村では、原発事故の影響で住民の就業率が低下したこともあり、子供たちが将来就業することのイメージを持ちづらくなることが懸念されている。そうした状況を受けて「つぼみプロジェクト」は、飯館村の子供たちを東京に招待し、大学生との交流や企業見学を行うことで、子供たちに、将来の仕事について考えるきっかけを提供しているという。

 セールスフォース・ドットコム ファンデーションでは「つぼみプロジェクト」に賛同し、このプロジェクトに参加する飯館村の小学生約20名を、セールスフォースの東京本社オフィスに招待。STEM(ステム、科学:Science、技術:Technology、工学:Engineering、数学:Mathematicsの分野を統合した理数系教育)教育として、子どもたち向けにマンツーマンのプログラミングのワークショップを行い、テクノロジーによる社会課題の解決について考えるきっかけを提供するという。

 さらに、社員との交流やオフィスの見学を通じ、子どもたちが将来就業することをイメージできるようにサポートするとのこと。

 なお、このワークショップは、特定非営利活動法人CANVASとのパートナーシップによって提供される。

石井 一志