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竹中工務店、インフォテリアのモバイル向けコンテンツ管理「Handbook」を導入

 インフォテリア株式会社は10日、同社のモバイル向け文書管理サービス「Handbook(ハンドブック)」を、株式会社竹中工務店が採用したと発表した。

 Handbookは、文書や表計算、プレゼンテーションファイルや、画像、音声、動画など各種ファイルをクラウド上に保存し、タブレット端末で表示できるようにするサービス。閲覧者ごとの配信設定や、端末紛失時の情報の漏えいを防ぐための機能、ファイルをあらかじめダウンロードしておくことでネットワークに接続できない場所でも表示できる機能などを備える。

 竹中工務店では、建築現場の生産性向上のため、社員にiPadを配備。同時に「Handbook」を導入し、社外秘のノウハウや施工基準などを記した技術書類をどこでも閲覧できる環境を整えた。これにより、従来は一度持ち帰る必要のあった社外打ち合わせでの確認事項もその場で解決できるようになり、業務の効率化を実現。また、協力会社の現場内での質問にも即座に対応でき、スムーズな工事の進行にも効果を発揮しているという。

 Handbookを導入した効果としては、社外秘の技術書類をHandbookでセキュアに配信し、どこでも閲覧できる環境を実現。また、社外の打ち合わせでも、常に技術書類を確認しながら話し合うことが可能になったという。今後は、同じく現場事務所に保管している建築資材や機器のカタログ類も登録し、さらなる業務効率化を図る予定。また、社員研修資料の登録・活用など、他部門での利用も計画中で、社内のニーズを吸い上げながらより便利な使い方を模索していくとしている。

三柳 英樹