ニュース

大規模システム開発に対応したコードレス開発基盤「OutSystems Platform for IIJ GIO」

 株式会社BlueMemeと株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は21日、ポルトガルOutSystemsのコードレス開発基盤「OutSystems Platform」のクラウドサービス版「OutSystems Platform for IIJ GIO」を発表した。7月下旬をめどに契約を締結し、販売を開始する予定という。

 OutSystems Platformは、大規模システム開発を包括的にサポートするコードレス開発基盤。アプリケーションの構築・展開・管理を容易に実現できる開発基盤として、世界25カ国、500以上の企業で採用されている。ビジュアルモデリングを活用し、ドラッグ&ドロップの簡単な操作だけで、JavaやC#などといったソースコードを自動生成できるので、多様なデバイスに対応するアプリケーションを素早く構築可能。開発だけではなく保守、運用業務に必要な機能も備えているという。

 今回提供される「OutSystems Platform for IIJ GIO」は、IIJ GIOのクラウド基盤上でOutSystems Platformが提供され、月額課金にて利用可能。高信頼性を持つIIJ GIOのインフラを利用していることから、ユーザーは自社でOutSystems Platform用の高性能なインフラ基盤を整える必要がなく、ユーザーはシステム構築の初期費用をおさえて、必要なときだけ利用することができる。また、IIJ GIO上のプライベートクラウドと組み合わせることで、ユーザー専用のプライベートPaaSを構築できるとした。

 月額料金は、ライセンス料金とIIJ GIO料金を合わせて74万5000円からの予定。クラウド事業者が、こうした形態でOutSystems Platformを提供するのは、IIJが初めてとのことで、同社では、2015年度末までに50社への導入を目指している。

 なお各社の役割としては、OutSystems製品の国内総代理店であるBlueMemeが OutSystems PlatformをIIJに供給。IIJはIIJ GIOをユーザーに提供するとともに、OutSystems Platformを販売する。「OutSystems Platform for IIJ GIO」およびOutSystems Platformを使ったアプリケーションの開発支援およびサポートは、OutSystems、BlueMemeとOutSystemsのパートナー企業が担当するとのこと。

石井 一志