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健康茶・食品、化粧品通販のティーライフ、ECシステムにOracle Database Applianceを導入

 日本オラクル株式会社と株式会社アシストは7日、ティーライフ株式会社が、日本オラクルのデータベースアプライアンス「Oracle Database Appliance」を採用したと発表した。通信販売(通販)ECシステムに導入されているという。

 ティーライフは、独自に商品開発した健康茶、健康食品、化粧品などの通販を手掛ける企業。基幹の通販ECシステムには、3年前にOracle Database Enterprise Editionを導入し、さまざまなチューニング機能を利用して、最適化を図ってきた。しかし、注文量が増加する中で、さらなる処理時間の短縮を実現するため、Oracle Database Applianceを導入するとともに、データベース自体も最新のOracle Database 12cへ移行することを決断した。

 これにより、顧客からの注文処理などのバッチ処理時間が約1/3に短縮され、より早く商品を届ける仕掛けができたほか、通販システムの顧客接点であるWebレスポンスが向上し、注文量の増加に対応できる安定基盤が構築できたとのこと。

 また、アシストの技術支援を利用しることで、Oracle Database 12cを利用したOracle Database Appliance上での本番環境構築、ならびに移行作業を、実質1カ月半で実現したという。さらに移行作業の実施も、営業終了後の夜間で完了できたため、最短のシステム停止時間で顧客向けサービスを継続できたとした。

 なおティーライフでは、さらなるパフォーマンスの向上を目指してOracle Database In-Memoryの検証も行っているとのこと。この検証では、ECサイトおよびカスタマーセンターでのレスポンス向上を見込めることが確認できたそうで、今後の導入検討材料になっている。

石井 一志