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サイバーエージェント、ASTERIA WARPで70社以上の子会社とのデータ連携を実現

 インフォテリア株式会社は3日、株式会社サイバーエージェントが、データ連携ツール「ASTERIA WARP」を、SCSK株式会社を通じて導入したと発表した。急増する子会社の管理業務を効率化するためのツールとして、ASTERIA WARPを利用しているという。

 「Ameba」ブランドのブログやスマートフォン向けサービスを数多く提供しているサイバーエージェントでは、ビジネスの権限と独立性を持たせることで、スピーディなサービス立ち上げを実現することを目的として、新規事業を子会社化している。

 しかし、事業拡大に伴って子会社数が急増したため、70以上の子会社との、管理業務の効率化を目的として、ASTERIA WARPを導入した。

 具体的には、ASTERIA WARPで本社のマスタから必要なデータを抽出し、それをサイボウズの業務アプリクラウド「kintone」で開発した子会社の各業務システムにアップロードする、という仕組み。これにより、取引先/科目/部門マスタなどを、人手を介さず同期できるフローを実現し、手間を大きく削減した。

 今後は、ASTERIA WARPとkintoneの連携を強化することで、決算業務をはじめとする、さまざまな業務のデータ連携もまるごと自動化し、さらなる工数削減と業務効率化を図る考えだ。

石井 一志