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日本HP、7種類のワークロード特化型のIaaSを提供

 日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)は10日、「HP Helion」ソリューションのラインアップを拡充すると発表した。ワークロードに特化して構成した7種類のソリューションを、「HP Helion Managed Virtual Private Cloud(VPC)」向けの標準ソリューションとして提供する。

 新ソリューションは、HP Helion Managed VPC向けに、典型的な業務パターンにあわせて構成した7種類のIaaS。比較的軽度なエンタープライズクラスのワークロード向けに4種類の仮想サーバー構成と、専用サーバーが必要となるビジネスクリティカルな本番ワークロード向けに3種類の物理サーバー構成を提供する。これらは、アプリケーション開発や低パフォーマンスのメディア共有といった、比較的軽度なワークロードから、複雑なERPソリューションをサポートするエンタープライズワークロードまで、企業のワークロード要件に幅広く対応できるように設計されているという。

 具体的には、以下の7つのワークロードに適したものが提供される。

・アプリケーション開発、ファイルプリント、非本番環境、品質保証
・SharePoint、ユニファイドコミュニケーション、カスタムツール
・CRMにおける重要度の低い情報の管理
・ホスト型電子メールおよびエンタープライズCRM
・Oracle CX、データマイニングおよび分析
・データウェアハウス
・SAPアプリケーション、Oracle、Microsoft Dynamics、Sage

 さらに今回は、企業がOracleアプリケーションのワークロードをクラウド上に移行、最適化、管理するための、包括的なプリエンジニアリングソリューション「HP Helion Business Applications for Oracle」も提供する。これを利用すると、「HP Helion Managed Cloud」プラットフォーム上にOracleアプリケーションを移行し、導入と管理を行うことが可能とした。

石井 一志