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設備不要のVPNを実現、クラウドネットワーキングの米Pertinoが日本展開

ソフトバンクC&Sとディストリビュータ契約

 米Pertinoは5日、SDN駆動型のクラウドネットワーキングサービス「Cloud Network Engine」の日本展開を発表した。ソフトバンクコ マース&サービス株式会社(以下、ソフトバンクC&S)とディストリビュータ契約を締結し、国内販売を開始する。

 Cloud Network Engineは、世界中のパブリッククラウドで仮想スイッチを実現し、どこからでもVPNを利用可能にする。VPNを利用するにあたって自社に構築しなければならなかったネットワーク機器が不要となる。IaaS上にネットワークのトポロジー・経路を制御する「コントロールプレーン」を用意し、ユーザーはここからネットワークの設定が可能。その制御にはSDN技術を利用する。VPN接続するクライアント端末には専用アプリをインストールして使う。

 Pertinoによれば「その瞬間瞬間における顧客の場所とトラフィックの流れに基づいてVMを増減できる。いわば無尽蔵なポート数と容量を備えた仮想LANスイッチと考えられる」とのこと。

Cloud Network Engine
サービス海外拠点

 日本展開にあたっては、ソフトバンクC&Sと総販売代理店契約。リセラーとして富士ソフト、NECネッツエスアイが加わり、それ以外にもBCC、コムチュア、サーバーワークス、スターティアなどの企業がパートナーに参加する予定。パブリッククラウドとしては、AWSの東京リージョンを基盤として採用する。

日本展開におけるパートナーシップ
ソフトバンクC&Sのビジネスモデル

川島 弘之