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ネットワンがクラウド型Wi-Fiサービスを提供、専門知識なしでも多彩な機能を利用可能

 ネットワンシステムズ株式会社とネットワンパートナーズ株式会社は26日、月額課金制のクラウド型Wi-Fiサービス「MerakiおまかせWi-Fi」を販売開始すると発表した。

 「MerakiおまかせWi-Fi」は、簡単に無線LAN環境を導入できる企業向けサービス。無線LANアクセスポイントにクラウド上で設定・管理可能な「Cisco Meraki」を採用しており、サポートデスクが無線LANの運用を代行するため、専門知識がない企業でも安心して利用できるという。

 具体的には、各種接続設定は、事前の申し込み情報からサポートデスクがクラウド側で設定するため、アクセスポイントにLANケーブルを接続するだけで利用可能。設定変更などの運用やトラブル対応は、サポートデスクが遠隔で代行する。

 セキュリティ面では、1台のアクセスポイントでも、社内用と来訪者用の各ネットワークを分離できるほか、MACアドレス認証と、ユーザーID/パスワードによる認証に対応。クラウド上の管理画面でアプリの種類を把握し、特定のアプリをブロックすることも可能だ。なお、Facebook Wi-Fiに対応しているので、来訪者は企業・店舗ページにチェックインするだけで接続できるとした。

 アクセスポイントは最大通信速度1.3Gbpsを実現する最新のIEEE 802.11ac規格に対応し、アクセスポイント同士を無線で接続する機能により、配線不要でWi-Fiエリアを拡張することもできる。

 価格は、アクセスポイント1台あたり月額4480円(税別)で、24カ月の最低利用期間が設定されている。

 ネットワンでは、専任のIT担当者がいない中規模企業、病院、学校や、多くの拠点・店舗のWi-Fi環境を一括管理したい大規模企業、公衆無線LANサービスを提供する企業・自治体などを主な対象として販売を進める考え。3年間に15億円の売り上げを目標としている。

石井 一志