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医薬品開発支援のシミック、SAP ERPでグループ基幹システムを構築

 株式会社JSOLは29日、シミックホールディングス株式会社(以下、シミック)および国内グループ11社へ、SAP ERPを活用したグループ基幹システムの構築支援を行い、2014年10月1日から本稼働を始めたと発表した。

 シミックは国内CRO(医薬品開発支援)を主軸に事業展開する企業。CRO以外にもCMO(医薬品製造支援)事業、CSO(医薬品営業支援)事業、ヘルスケア事業、IPD(知的財産開発)事業を展開し、製薬企業のバリューチェーンを総合的に支援している。グループを取り巻く事業環境の変化にスピーディに対応し、さらなる成長をめざすため、シミックグループの事業目標達成・業績アップに向けた経営管理基盤の構築が必要になっていた。また、基幹システムに対して、業務オペレーション、組織変更、法改正への柔軟性、運用コストなどでさらなる効率化が求められていたという。

 これらの課題を解決するため、SPA EPRで情報基盤を構築。提案したJLOSの保有する、製薬業への高い業務適合率を誇るというテンプレート「J-Model」の適用により、業務標準化・効率化を実現しつつ、連結ベースの業績管理やプロジェクト損益の可視化を実現したとのこと。

 JSOLでは国内外の大手企業は今後も、経営管理の高度化や業務化以前などを目的とした基幹システム構築・刷新を検討する顧客に対し、コンサルティングからシステム導入、保守運用まで含めたトータルサービスを提供していく。

川島 弘之