ニュース

宿泊施設の業務改善にもiBeacon、「星のや 軽井沢」で実証実験

スタッフの位置動線を可視化

Beacon端末

 星野リゾートが運営する「星のや 軽井沢」において、スタッフの位置動線収集の実証実験が行われた。株式会社インフォキューブLAFLAが提供するWebマーケティングアナライザと、アプリックスIPホールディングス株式会社が提供するBeacon端末を組み合わせて、スタッフの位置動線と作業種別をリアルタイムに可視化する。

 位置動線の収集には、客室と屋外に設置した数十個のBeacon端末を活用。スタッフがiPhoneを携帯した状態で作業を行うことで、スタッフの動きがインターネット上のサーバーに送信され、ほぼリアルタイムに動線が地図上に表示される。

 地図上のスタッフの動きは、Webマーケティングアナライザ「SITE STRATOS」に表示され、Webブラウザから確認可能。各作業員別・エリア別に滞在時間や移動距離を測定することもできる。

 星野リゾートはこれらの情報を活用して、スタッフの作業効率改善を図る予定で、まずは「星のや 軽井沢」の敷地内を走行する送迎車両管理に用いるという。

スタッフの動線を可視化
ヒートマップで滞在状況も把握

川島 弘之