ニュース

コムスクエア、英語表示に対応した統合監視ソフト「パトロールクラリス」新版

 株式会社コムスクエアは26日、サーバー・ネットワーク機器の統合監視運用ソフト「パトロールクラリス」の新版「同 Ver.3.9」を発表した。同日より提供開始している。

 パトロールクラリスは、サーバー、ネットワーク機器のリモート監視を、エージェントレス方式で行えるソフト。今回の新版では、ブラウザの言語設定により、Web管理画面の日本語表示と英語表示を切り替えられる機能を搭載した。これによって、海外拠点への展開がしやすくなるという。

 また、MySQL 5.5とPHP 5.5に対応。MySQL 5.5では、データベースの性能、およびCPUのスケーラビリティの大幅に向上により、複数のコントロールIPエンジンを利用した際に、大規模な対象機器の監視処理を高速化できるようになった。一方のPHP 5.5対応では、内部的なメモリ使用が削減できたことで、より多くのユーザーアクセスや分散監視機器の処理に対応可能になっている。

 さらに、クラスタリングソフト「Pacemaker」をサポートし、本番系の機器が落ちた場合に待機系機器を自動的に稼働させることが可能になった。なおパトロールクラリスでは、2台の機器へデータを持たせ、切り替えて利用するためのスタンバイライセンス(待機用機器ライセンス)も用意されているとのこと。

 パトロールクラリスのライセンス費用は、初年度 15監視分の費用で年額18万9000円(税別)から。

石井 一志