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クラウド連携サービス「SkyOnDemand」、ファイル転送ツール「HULFT」と連携可能に

 株式会社テラスカイと株式会社セゾン情報システムズ(以下、セゾン情報)は27日、テラスカイのクラウド型連携サービス「SkyOnDemand」において、セゾン情報のファイル転送ツール「HULFT」をオプション提供すると発表した。ユーザー企業のシステムとクラウドサービス間のハイブリッド環境において、セキュアなファイル転送基盤として利用できるという。

 SkyOnDemandは、クラウドとの連携に特化したクラウド型システム連携サービス。一方のHULFTは、集配信機能、集配信管理機能に加え、セキュリティ、ファイル転送前後の連携機能など、ファイル転送周辺に必要な機能を提供するミドルウェア製品である。

 今回、SkyOnDemandがHULFT対応することにより、FTPやWebDAVにはない、通信やファイルの暗号化、送達確認やリトライ処理、データ圧縮といったHULFT独自の機能を用いて、安全かつ確実・高速なファイル連携を実現できるようになった。

 HULFTを使って、企業内システムに蓄積されたデータをSkyOnDemandへ転送すると、受け取ったデータをSkyOnDemandが処理し、顧客マスタ・製品マスタなどの同期や売り上げデータのアップロードといった、Salesforceのデータ更新を行うといった手順になる。

 SkyOnDemand側のHULFTオプションの価格は、インストール作業・設定作業の料金を含めて、初期費用が15万円(税別)、月額費用が2万3000円(税別)からで、12月1日より提供開始する。なお、企業内システム側では、通常ライセンスのHULFTが必要になるとのこと。

 両社ではこの連携ソリューションについて、初年度50社の導入を目指している。

石井 一志