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自分の上達度が客観的に分かる、英会話イーオンが新サービス開始へ

「Dynamics CRM」でシステム刷新

 英会話教室を運営する株式会社イーオンは、イーオン全教室のシステム基盤を刷新し、2015年4月からテスト運用を開始する。生徒の学習状況や上達度を定量的に測定できる新サービスを提供するため。システム基盤には「Microsoft Dynamics CRM」を採用する。

 イーオンは、システム刷新に伴い、生徒の上達レベルを定量化する上達管理サービスを新たに構築する。教師が記録した評価データと、生徒自身が記録したレッスンおよびレッスン以外での学習データ、各種試験スコアを連動させ、相対的に生徒の学習状況や上達レベルを分析する。学習目的、学習時間、学習内容、レッスン受講回数、試験結果などさまざまな要素を数値化することで、学習による英語力の上達度を見える化して生徒へ提供する。

 これにより、苦手分野の把握や学習のコツ、レッスンの進め方など、一人一人に合わせた指導やカウンセリングが可能になるという。上達度を客観的に知ることで、生徒の学習モチベーションアップにつなげ、自律学習を促進したい考え。

 併せて、イーオンの保有するさまざまな情報を一元化し、他業務システムとの連携を強化することで、社員の業務効率も向上する。全教室の情報を集約し、これまで顧客、営業、採用などの情報が分断されていたことにより発生していた情報の重複などを排除。部門間のシステムに散在していた生徒情報も、入会から卒業まで一貫して管理して、きめ細かいケアを可能にするという。

 2015年4月からテスト運用を開始し、6月の本格始動に合わせ、上達管理サービスを提供する予定。

川島 弘之