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JAL、搭乗便情報をiBeaconでプッシュ通知、全国13空港で実証実験

JAL Countdown

 日本航空株式会社(JAL)と大日本印刷株式会社(DNP)は9日、空港内におけるiBeaconを活用した搭乗便情報提供サービスに関する実証実験を開始した。

 JALは2012年5月から、JAL国内線に搭乗する顧客に対し、搭乗便情報をリアルタイムに提供するスマホアプリ「JAL Countdown」を提供している。今回、同アプリにiBeaconを活用したiPhone向け新機能を追加した。

 新機能では、搭乗日当日に搭乗手続きを済ませ、空港の保安検査場に近づくとスマホがiBeaconに反応。同アプリにプッシュ通知でお知らせが届き、お知らせをタップすることで、運行状況や搭乗口、登場開始時刻などが確認できる。

 併せて、同アプリから搭乗用バーコードを表示できる「QuiC」ボタンも分かりやすく改善。ボタンを押すと搭乗用バーコードが表示され、保安検査場や搭乗口でかざすことで、タッチ&ゴーでスムーズに搭乗できる。

 実証実験は、10月9日より実施中。App Storeにてアプリをダウンロードしてトライアルできる。サービス提供空港は新千歳、仙台、成田、羽田、小松、伊丹、関西、広島、松山、福岡、熊本、鹿児島、那覇空港。

 この取り組みを通して、両社で空港内でのiBeacon活用法を検討していく。また、DNPは今後、iBeacon導入に向けたコンサルティングから、各企業が生活者向けに提供するサービスに応じたアプリ開発、カスタマイズ、サービス運営代行まで一貫して提供するとしている。

川島 弘之