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ジャストシステム、Excel連携やカレンダービュー機能を搭載したWeb DBソフト新版

 株式会社ジャストシステムは1日、ノンプログラミングWebデータベースソフトの新版「UnitBase 4.5」を発表した。企業内の情報共有基盤として活用できるように、機能を大幅に強化したとのことで、10月20日の発売を予定する。

 「UnitBase」は、案件や問い合わせ、不具合の管理や顧客管理など、まざまな業務のシステム化に活用されているWebデータベースソフト。ドラッグ&ドロップなどの操作で柔軟に構築や変更が行えるため、業務システムの開発・運用にかかるトータルコストを大幅に削減できる点が特徴という。

 今回の新版では、まず、カレンダー形式でレコードの登録・管理が行える「カレンダービュー」機能を新たに搭載した。イベントの色分けに対応するほか、カレンダー書式を複数登録でき、視覚的にも分かりやすい管理を行える。ジャストシステムによれば、商談訪問予定の管理や問い合わせ対応の期限、プロジェクト管理の作業期間など、締め切りや進ちょくの管理が重要となる業務で効果を発揮するとのこと。

 また、Excel形式の帳票をUnitBaseに取り込める「帳票取込」機能が追加され、これまで業務に利用してきたExcel形式の帳票を、そのまま入力フォームとして活用できるようにした。加えて、UnitBaseから必要なレコードを絞り込み、あらかじめ設定したフォーマットのレポート(Excel)として一括出力することも可能なため、UnitBaseに蓄積した情報からワンクリックで報告書の作成を行える。

 Excel連携では、さらに、UnitBaseに送信されたメールの見出しと本文、添付したExcel形式の帳票をレコードとして登録できるようになったことで、これによって例えば、営業部員がExcelで作成した商談報告書を外出先からUnitBaseに登録・更新したり、社内アンケートに活用したり、といった使い方に対応できるとのこと。

 このほか、申請金額や決裁内容によって決裁者を設定できる「決裁ルートの選択」機能や、グループ内の全ユーザーに通知し、そのうちの一人が承認すれば次のフローに進める「グループ決裁」機能、社員ごとに必要な決裁ルートを自動設定する機能なども、今回の新版から追加されている。

 UnitBase 4.5の価格は、同時ログイン5ユーザーまでの場合で、ライセンス費用が98万円(税別)、年間保守料が19万6000円(税別)となる。

 サーバー環境の対応OSは、Windows Server 2008以降と、Windows 7/8/8.1の64ビット版。クライアントは、Internet Explorer 8以降と、Firefox ESR 31のWebブラウザに対応している。

石井 一志