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アビームと日本マイクロソフト、企業の顧客戦略支援を提供

 アビームコンサルティング株式会社(以下、アビーム)と日本マイクロソフト株式会社は25日、企業の顧客戦略支援において戦略的協業を推進すると発表した。両社ではこれまでも、国内外のエンタープライズ領域を中心に協業を進めてきたが、グローバル競争の激化とテクノロジーの進化を背景に、顧客ひとりひとりに合わせて最適な価値提供が求められる中で、協業を強化するという。

 今回の協業強化では、アビームが持つ業務・業種に関するコンサルティングノウハウと、日本マイクロソフトが提供する製品・サービスを組み合わせ、顧客戦略を強化し変革を志向する企業を包括的に支援する体制を整えたとのこと。

 具体的には、アビームの次世代CRMサービス「ABeam Customer Focus」と、日本マイクロソフトのCRMアプリケーション「Microsoft Dynamics CRM」を組み合わせ、顧客のニーズに迅速に対応できる仕組み作りを支援する。

 またアビームは、企業BI力の向上を支援する「ABeam BI」サービスにおいて、日本マイクロソフトのデータベース製品である「SQL Server」や、データ分析ツール「Power BI for Office 365」を活用し、データから得られる知見を企業活動全体に生かす仕組み作りを包括的にサポートするとした。

 さらに、日本マイクロソフトのERPソフト「Microsoft Dynamics AX」を活用し、さまざまな業種・業界に対しBPRのコンサルティングを行ってきたアビームが、ビジネスの変化に柔軟に対応できる業務プロセスへの変革や組織作りを支援するとのこと。

 アビームではさらに、「ワークスタイル変革サービス」と、日本マイクロソフトの「Office 365」、モバイルデバイス管理サービス「Windows Intune」、タブレットPCの「Surface」などを組み合わせ、顧客との接点を最優先できる効率的な働き方を支援するとしている。

 このほか、パブリッククラウドサービス「Microsoft Azure」を、業界業種ごとに最適化された「ABeam Cloud」サービス基盤の一つとして活用し、ビジネスの変化に柔軟に対応可能なシステム環境の構築も行っていくほか、アビームのソーシングサービス「グローバルAMS/ITO」において、統合管理ソリューションの「System Center」やマイクロソフトコンサルティングサービスを活用することで、戦略的なシステム部門への変革も支援する考えだ。

石井 一志