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楽天リサーチとアイリッジ、iBeaconプッシュ通知型の調査サービス

リアルタイムの調査と来店誘導を同時に実現

 株式会社楽天リサーチと株式会社アイリッジは10日、iBeacon対応O2O調査サービス「popinfoリサーチ」の提供を開始した。

 iBeaconとスマホを連携させたプッシュ通知機能を使った調査サービス。アイリッジのO2Oソリューション「popinfo」の位置連動型情報配信技術で、展示会場や商業施設などの当該施設近辺に来訪したスマホユーザーに対して、アンケート依頼を配信する。アンケート内容の設計と顧客企業がマーケティング施策に活用するための分析レポートを提供するのが楽天リサーチの役割。

 位置特定にはiBeaconのほか、GPS・Wi-Fi測位も利用できる。

 アンケート回答者は、「popinfo」を導入したアプリをインストールしているスマホユーザーが対象となり、回答すると当該施設で使えるクーポン券や商品券がもらえる。

 想定シーンは、商標施設(ショッピングセンターや百貨店)や特定店舗(飲食店や小売店)、展示会場、観光地・テーマパークを訪れたユーザー向けのアンケート。

 プッシュ通知を利用することによる利用企業のメリットは、アンケート回答者がその場所に訪れたタイミングで調査を行えるため、タイムリーかつ精度の高い調査結果を得られること。一方のアンケート回答者(一般ユーザー)にとっては、ユーザー自身の保有するスマホに、指定場所に近づいたタイミングで回答依頼が届き、かつ好きなときに回答登録ができるため、簡単に調査へ参加できることがメリットとなる。

 両社は「リアルタイムの調査と来店誘導を同時に実現するサービス」として、マーケティングを促進したい企業に訴求する考え。

川島 弘之