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請求管理クラウド「MakeLeaps」、60万ドルの資金を調達

 見積・納品・請求管理クラウド「MakeLeaps」を提供するメイクリープス株式会社は28日、米国の起業家向け投資プラットフォーム「AngelList」を通じて、エンジェル投資家より合計60万ドルの投資を受けたと発表した。

 MakeLeapsは、オンラインでビジネス書類を発行・管理・送付できるサービス。2011年10月のサービス開始以来、フリーランスから中小・大企業まで国内1万5000社に導入されている。

 今回、MakeLeapsの機能や体制を強化するため、AngelListを通じたシンジケーションラウンドを含むエンジェルラウンドにより、合計60万ドルを調達した。AngelListは、米国サンフランシスコを拠点として誕生したスタートアップ向けプラットフォームで、エンジェル投資家とスタートアップが出会えるSNSである同時に、スタートアップが人材を探せる場として活用されている。なお、国内市場のみをターゲットとしている日本のスタートアップがAngleListを通じて投資を受ける初のケースとのこと。

 メイクリープスは今回の調達資金を基に、主に中小企業向けの機能拡充とさらなるサービス向上を予定する。具体的には、大量書類や顧客データの運用・管理工数を削減するための機能の充実、既存の業務系システムやB2B決済サービスとの統合やAPI提供など、中小企業から要望の多かった機能を拡充。加えて、中小企業への提案を加速させるセールスエンジニアチームの強化も予定している。

川島 弘之