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NTTデータ、ビッグデータ分析活用サービスを刷新~納期や価格などを見直し

 株式会社NTTデータは25日、ビッグデータの分析活用サービス「BizXaaS BA」を強化すると発表した。機能を拡充したほか、価格・納期の見直しを行っている。

 「BizXaaS BA」は、ビッグデータ分析基盤の導入支援から分析・活用コンサルティングまでを、トータルで提供するサービス。具体的には、「コンサルティングサービス」「活用アプリケーション提供サービス(ITO)」「活用業務支援サービス(BPO/KPO)」といった3つのメニューから構成されている。

 今回はこのうち、「活用アプリケーション提供サービス(ITO)」を5つの点でリニューアルした。まず、従来は月額240万円(税別)からだった価格を見直し、スモールスタートを可能にする低価格メニュー(月額数十万円から)を追加したことで、初期投資額を抑え、効果を確認しながらビッグデータの活用を拡大していけるようになっている。また、さまざまなクラウド環境を利用することで、以前は3カ月程度かかっていた納期を2週間程度からに改善し、提供開始までの期間を大幅に短縮した。

 加えて、ニーズの大きくなっているさまざまなクラウド環境への対応や、データベース、ビッグデータの分析をサポートするBIツールなどへの対応を拡充した。クラウド環境は、従来はプライベートクラウドのみをサポートしていたのに対し、新たにAmazon Web ServicesやMicrosoft Azure、Bizホスティング Cloudnなどのパブリッククラウドをサポート。利用可能ツールについても、SQL Server、Amazon Redshift、Microsoft PowerBIなどへ対応した。

 さらに、NTTデータのデータ分析技法「BICLAVIS」を組み込んだ共通フレームワークと、分析支援実績に基づいた「分析活用アプリケーション(テンプレート)」が利用可能になったため、今まで手作業などで行われていた事前のデータ加工処理をツール化し、一定品質のデータを取り扱えるようになった。分析の迅速化と加工に伴うミスの削減などにつながるという。

 あわせて、TwitterなどのSNSデータ、気象データなど、多様な外部データをオプションとして利用できるようになり、今まで以上に多角的な分析を実現したとのこと。

石井 一志